公立学校でビットストロングのサーモグラフィカメラが使用されています。

新型コロナ感染防止対策にいち早く取り組まれて、サーモグラフィー カメラを導入している埼玉県の公立学校「和光市立広沢小学校」と 「和光市立第二中学校」へお伺いし、先生方に商品についてインタビューしました。

先生インタビュー
〈広沢小学校佐野校長〉

—どのようにサーモグラフィーカメラを運用されていらっしゃいますか?
本校では8時5分に3か所の入口が開きます。職員が3名づつローテーションを組みそれぞれの入口で待機して8時25分まで登校児童の検温を実施しています。担任教諭が学級指導を行う8時25分以降は、空いた職員が校門1か所で検温を実施しています。
—検温でアラームが出た場合の対処方法はどうされますか?
その場で再度検温して異常となれば、保健室に連れて行き体温計で検温を行います。体温が高い場合には保護者に連絡を取り保護者迎えのもと早退の手順となります。
—これまで、サーモグラフィーでの検温で引っかかったケースはありますか?
児童による自己申告で計測したところ高温であったケースが1例ありました。
—もしサーモグラフィーを導入しなければどのような方法で検温を行う予定でしたか。
登校前に予め自宅で体温計測を行い健康カードに記入するか、学級数の体温計を購入して教室内で担任が1人1人の体温を測定することになるかと思います。測定に時間を要すると想像します。

第二中学校橋本校長と政所先生

—サーモグラフィーカメラを導入してみて便利と感じる点はありますか。
最初、額に当てるタイプの体温計を使っていましたが、サーモカメラは離れたところから測定できるので計測時間を短縮でき職員の負荷も随分と減らすことが出来ています。温度も直ぐに表示されるので便利です。
—逆に、使っていて不便を感じる点はありましたか。
夏場はランドセルや背中の熱に反応してしまい基準値を調整する必要がありました。導入初期は、使い手側の工夫と慣れがやや必要だと感じました。
—サーモグラフィーカメラの大きな役割と思う点を教えて下さい。
生徒は毎朝健康カードに体調・体温を記入し登校するルールですが、中には忘れてしまうケースがあります。サーモカメラの登校時の水際作戦的な役割は大きいです。また教室に入るまで停滞することなく測定できるので、時間短縮が図れています。
—サーモグラフィーカメラによって体温が高いと表示され対処されたケースはありますか。
あります。保健室でダブルチェックし自宅に帰しました。コロナではなかったですが、生徒に「体温が高い」と伝えるのにも教育的配慮が必要な状況です。結論として、新しい機械を導入した当初はやはり使い方に戸惑うこともありますが、すぐに慣れますし、それ以上に生徒の流れを止めることなく体温をスクリーニングできることで大幅な時間短縮、教職員の負荷軽減につなげることができたと感じています。

ご協力ありがとうございました。

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