【防犯カメラと監視カメラ】違いってあるの? 役割や、おすすめの設置場所などを解説!
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「防犯カメラ」と「監視カメラ」。 どちらも、ニュースやドラマでよく耳にする言葉ですよね。
なんとなく「セキュリティを強化するためのカメラ」ってイメージはあるけれど…
「あれ? 具体的に何が違うんだっけ?」 なんて、実際にはその違いがわかりにくありませんか?
そこで今回は「防犯カメラ」と「監視カメラ」の違いについて、意外と知らない豆知識も交えつつ、わかりやすくお伝えしていきます!
「防犯カメラ」と「監視カメラ」、名前は似てるけど…役割は別物?!
「え、防犯カメラも監視カメラも、結局はカメラでしょ?」
その通り!
「防犯カメラ」と「監視カメラ」は、結論から言うと、明確な定義はありません。
ならば、一般的にはどういう意図で呼び分けられているのか?
次の項目を見ていきましょう。
「防犯カメラ」と「監視カメラ」、目的が違うんです!
一般的には、「目的」や「用途」によって呼び分けられています。
防犯カメラは、犯罪の抑止を目的としています。
カメラの存在を目立たせることで犯罪者に心理的なプレッシャーを与え、犯罪を未然に防ぐ効果が期待できます。
一方、監視カメラは、何かあった時の証拠記録や状況把握を目的としています。
事件やトラブル発生時の状況を記録することで、原因究明や責任追及に役立ちます。
防犯カメラと監視カメラの比較
特徴 | 防犯カメラ | 監視カメラ |
---|---|---|
設置場所 | 主に建物の外側 (玄関前、駐車場など) | 主に建物の内側 (店内、オフィス内など) |
撮影範囲 | 広範囲をカバー! | 特定の場所をピンポイントで撮影! |
録画機能 | 常時録画が基本! | 常時録画、動体検知録画、スケジュール録画など、高機能! |
価格 | 比較的、お手頃価格! | より鮮明な映像を記録するため、高画質(高価格!)なものが多い |
その他の機能 | 夜間撮影機能、防水・防塵機能など | 赤外線撮影機能、音声録音機能など |
防犯カメラって、どんな時に役立つの?
空き巣対策: 玄関や窓、ベランダなど、侵入経路になりやすい場所に設置することで、空き巣の侵入を未然に防ぎます。
車上荒らし対策: 駐車場やガレージに設置することで、車上荒らしの被害を防ぎます。
不審者対策: マンションのエントランスや人通りの少ない場所に設置することで、不審者の侵入や徘徊の対策になります。
トラブル発生時の証拠記録: 近隣や配達業者とのトラブル発生時に、証拠となる映像を記録します。
監視カメラって、どんな時に役立つの?
店舗での万引き対策: レジ周りや、商品の陳列棚などに設置することで、万引き対策になります。
オフィスでの不正行為対策: 従業員による不正行為(横領、情報漏洩など)を抑止する効果が期待できます。
工場での事故防止: 危険な作業現場などに設置することで、事故発生時の状況を把握し、原因究明や再発防止に役立てることができます。
介護施設での見守り: 高齢者の転倒や徘徊を検知し、速やかな対応を可能にします。
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豆知識:防犯カメラの歴史
防犯カメラの歴史:技術革新がもたらす安全への貢献
防犯カメラは現代社会において、街の安全を守る重要な役割を果たしています。
その歴史は意外にも長く、技術の進歩と共に大きく変わってきました。
初期の防犯カメラ:リアルタイム監視の先駆け
防犯カメラの歴史は、1927年にドイツで初めて導入されたことが始まりです。
当時は映像を記録するのではなく、不審者などをリアルタイムで監視するために使用されました。
その後、1950年代に入ると、アナログ技術の発展により、映像をビデオテープに記録できるカメラが一般化しました。
デジタル時代への移行:画質向上とリモート監視の実現
1990年代以降、デジタル技術の進化により、防犯カメラもデジタル化が進みました。
デジタルカメラの導入により、画質が飛躍的に向上し、映像の記録も簡単になり、
さらに、インターネットの普及により、遠隔地からカメラの映像を監視したり、録画映像を閲覧したりすることが可能になりました。
現代の防犯カメラ:AI技術との融合による高機能化
現在では、高解像度のデジタルカメラや、夜間でも鮮明な映像を撮影できる赤外線カメラなど、技術の進歩により高機能な防犯カメラが広く普及しています。
さらに、AI技術を活用した動体検知や顔認識機能の導入により、より精度の高い監視が可能になり、防犯効果が大幅に向上しました。
防犯カメラの未来展望:技術の進化と犯罪抑止の可能性
防犯カメラの進化は止まることを知りません。
将来では、さらなる画像解析技術の進展やIoTとの連携により、犯罪抑止の効果がさらに高まることが期待されています。
不審者の行動パターンを分析し、犯罪の未然防止に貢献することで、防犯カメラはますます重要な役割を果たしていくでしょう!
カメラを設置する前に!知っておきたい法律のこと
「撮影中」のステッカー表示: 撮影していることを明確に示す必要があります。
「撮影範囲: 隣近所の敷地や道路、公共の場所が映り込まないように注意しましょう。
音声録音: 法律で規制されている場合があるので、事前に確認が必要です。
これらの点に注意し、法令遵守を徹底することが大切です!
防犯カメラの法律について 参考ページ:
防犯カメラはプライバシー侵害になる?プライバシー問題で配慮すべきポイントを解説(クラウド録画カメラサービス 「coomonita (コーモニタ)」)
まとめ
この記事では、防犯カメラと監視カメラの違いについて説明しました!
設置する目的や用途によって、「防犯カメラ」、「監視カメラ」と呼び分けられています。
街中でカメラを見かけたら、「防犯カメラ」と「監視カメラ」、どちらの名称が使われているか、チェックしてみても面白いかもしれませんね!
「【防犯カメラ】導入前に要チェック! メリット・デメリット&選び方のポイント」の記事では、防犯カメラのメリット デメリットや、選び方のポイントを掲載しています。
今回の記事と併せて、自宅やオフィスのセキュリティを考える際に、参考にしてみてくださいね。